ネフローゼ症候群とは

血液は、腎臓の中の糸球体という部分でろ過されることで、老廃物が取り除かれていきます。 ネフローゼ症候群とは、糸球体に障害がおこることで、 多量のタンパク質が漏れて血液中のタンパクが減少してしまい、 むくみなどの症状がでる病気のことです。
糸球体から尿に多量のタンパク質が濾過されてしまい、 尿細管から血管への再吸収が間に合わなくなり、 尿と共に多量のタンパク質が漏れ出てしまうのです。

 

ネフローゼ症候群の症状には、 まぶたの腫れ、手足のむくみ、腹の張った感じなどがあります。
腎臓機能の低下が進むと尿毒症の症状がでることもあるようです。

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ネフローゼ症候群の原因

ネフローゼ症候群の原因となる病気には、様々なものがあります。
主な原因としては、次のものがあげられる。
○原発性腎臓病(原発性糸球体疾患:糸球体腎炎、リポイドネフローゼ)
○新陳代謝異常(糖尿病性腎炎、アミロイド症、多発性骨髄腫)
○膠原病(エリテマトーデス、多発性動脈炎)
○循環器疾患(腎動脈血栓症、下空動脈血栓症、癒着性心包炎)
○感染症(梅毒、マラリアなど)
○腎毒性物(水銀、金、ビスマスなど)
○アレルゲンおよび薬物(花粉、はち毒、蛇毒、抗てんかん剤、ワクチンなど)
○遺伝性疾患(先天性および家族性ネフローゼ)


これらの中で、原発性糸球体疾患、糖尿病腎炎、エリテマトーデスによるものが多く、 特に、成人の場合では、糸球体疾患によるものが、80%を占めるということです。

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ネフローゼ症候群の4大症状

ネフローゼ症候群の診断基準としてタンパク尿、低タンパク血症、 高脂血症、浮腫の4大症状が診断基準です。 また、おとなと子どもでは診断基準が異なるようですので、注意が必要です。


タンパク尿:大人→1日の尿タンパク量が3.5g以上を持続。子供→3.5g/日あるいは0.1g/kg/日、あるいは早朝起床第1尿で300mg/dl以上の尿タンパクが3〜5日以上持続するもの。


低タンパク血症:大人→血清総タンパク量が6.0g/dl以下(血清アルブミン量3.0g/dl以下)。子供→総タンパクとして…学童および幼児は6.0g/dl以下。乳児は5.5g/dl以下。アルブミンとして…学童および幼児は3.0g/dl以下。乳児は2.5g/dl以下。


高脂血症:大人→血清総コレステロール量が250mg/dl以上 。子供→3血清総コレステロールとして、学童250mg/dl以上、幼児220mg/dl以上、乳児200mg/dl以上。


浮腫:大人→あり。子供→あり。

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